坂総合病院 初期研修・後期研修 宮城県仙台市

カテゴリ:東日本大震災( 59 )

九州大学熱帯医学研究会で講演会してきました [2011/11/27]

おはよう御座います(^_^) 現在,福岡空港待合ロビーで飛行機出発便待ちです。昨日は九州大学医学部で,熱帯医学研究会が主催する東日本大震災特別講演会で講演させて頂きました。
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午後の講演会に合わせてお昼に福岡空港へ到着。真昼間ですがフリータイムがないスケジュールだったので,とりあえず昼食は博多らーめん(笑) ごちそうさまでした。
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九州大学医学部へ。大学病院も医学部校舎も新しくて綺麗でしたー!いいなぁ~ 天気も良かったです(^_^)
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医学部校舎の一室を準備して頂きました。九州大学の医学生さん達が中心となって用意周到に準備して頂きました。色々お気遣い有難うございます。
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今回の講演会では私の他に,石巻在住の佐立さんが被災者の立場から,福岡の千鳥橋病院の有馬先生が支援スタッフの立場から口演されました。
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それぞれ異なる立場から東日本大震災に対する所感を述べており,自分の知らない事や新たに気付かされた事が非常に多く,有意義な時間でした。
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会場には約40名の医系学生さんが参加しておりました。みなさん真剣に聞いており,それぞれの講演後は沢山の質問が寄せられました。関心の高さが伝わってくるとともに,被災者としてはそのことがまた嬉しい気持ちにもなります。。。
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講演会終了後は近所のモツ鍋屋さんで懇親会をしました(^_^) 震災だけにとどまらず,初期研修の話や民間病院ならではの特徴,女性医師のキャリアパスなど多岐に渡る話題で盛り上がり,気づいたら22時となっていました(笑) 準備して頂いた九州大学の医学生のみなさん,遠方からも参加して頂いた多くの学生さん有難う御座いました!また何処かで会いましょう~!!
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by 99saka | 2011-11-27 09:35 | 東日本大震災

ケアネット企画の医学生向け講演会を行いました [11/08/19]

こんばんは(^^) 今日も強い余震が起こりましたね。。。私は5階病棟に居たのですが,結構揺れてパソコンのディスプレイが倒れそうになっているのを押さえたりしました。。。幸い被害はみられませんでしたが,一部のエレベーターは緊急停止しました。ちなみに自宅のエレベーターも停止,業者が復旧するまで使えない状態でした。。。
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さて本日は株式会社ケアネット株式会社フェーズワンが企画した医学生の被災地ボランティア“SUMMER CAMP IN TOHOKU”の一環として,災害医療の講演会を仙台で行って来ました。関東を中心とする医学生の方が多く集まり,坂総合病院が経験した東日本大震災と災害医療についてお伝えしました。日中には,被災地見学と坂総合病院の見学を行っており,実際に自分の肌で感じていた医学生さんたちにとって大きな経験になったと思われます。
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また今回参加した医学生の中には東日本医科学生体育大会の実行委員長さんもおり,プレゼントとして記念タオルを頂きました。「がんばろう 日本!」 そう,一緒に頑張ろう!!

明日は仮設住宅への健康相談会に行きます(^^) 
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by 99saka | 2011-08-19 22:53 | 東日本大震災

講演会のため琵琶湖まで出張してきました [11/08/18]

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おはようございます(^o^) 暑かったり,豪雨になったり,やや強い余震があったりと落ち着かない毎日ですが,如何お過ごしでしょうか?震災後の初盆ということもあり,各地で鎮魂を願う企画がされております。そんな中,私は全国の医学生が集まる企画にお呼ばれして,8月16日に滋賀県琵琶湖に出張してきました。
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琵琶湖に行くのも初めて,東海道新幹線に乗るのも初めて,京都駅に降り立つのも初めてという,東北の田舎人にとっては色々初めて三昧な出張でした。片道6時間程度かかるのですが,乗り換えは少ないので意外に辛くなかったです。ずっと本を読んだり,仕事したり。最近は常にどこでも仕事ができるような装備で移動するようになりました(iPadとモバイルPCとノートとペン)。スマホは,もうちょっと使い勝手が良くなってから導入しようと思っています。。。
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話がそれました。
今回お呼ばれした医学生が集う企画には,医学生だけで200名,研修医や事務系職員も含めると総勢400名という規模が大きい企画でした。震災をテーマに,東日本大震災と阪神淡路大震災のことを振り返り,医療の在り方について見つめながら,目指す医師像について考える企画,,,とのことでした。
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その企画の中で「記念講演」として30分ほど時間を頂き,坂総合病院が経験した災害医療について報告しました。非常に多い聴者でしたので,どのように受け止めてくれたのか正直わかりませんが,少しでも全体企画の参考になれば幸いです。
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夜の交流会では,折り鶴を折る企画もありました。まともに折り鶴を折るのは,ひょっとすると人生初,,,もともと折り紙する生き方とは縁遠い過ごし方をしてきたので,正直苦戦しました。。。綺麗におるのって難しいんですね。。。
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今回の講演会を通して,少しでも被災地に関心を持って頂き,被災地の地域医療に協力してくれる将来のお医者さんが増えてくれることを切に願います。
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ちなみに↑は坂総合病院のMSWのH間くんです(^o^)
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by 99saka | 2011-08-18 10:23 | 東日本大震災

仮設住宅へ訪問,健康相談に行ってきました [11/07/15]

2011/07/14に気温最高32度 最低24度 湿度78%の日差しの強い天気の中,13:30~15:30宮城県多賀城市城南地区の仮設住宅へ健康相談会として多職種で訪問してきました。私を含めた医師2名と看護師2名,事務2名の他にも他の医療機関や企業からのボランティア参加で総勢10名程度の参加者でした。仮設住宅には集会場が設けられており,事前案内によってすでに何名かの入居者が集まっていました。
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集会場はエアコン28度設定で管理されており,外の日差しに比べると心地良く涼しい(^^) 集まってきた入居者同士は雑談を交えながらお茶を飲んでいました。部屋の一角に長机を準備して,看護師が血圧を測定しながらお話を伺い,必要に応じて医師による健康チェックを実施,,,という流れでした。プライバシーの観点から間仕切りの奥で健康チェックを行うのだが,場所の関係上ひとり分しか確保できず,ここでの健康チェックは同行した総合診療科O先生にお願いしました。そして私は事務員とともに集会場の近くに設置されている仮設住宅のお宅を訪問することとしました。
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仮設住宅は砂利が敷き詰められた更地の上に列を組んで設置。周辺は数年前に移転してきた多賀城歴史博物館,比較的新しい住宅街とマンション,隣接するスーパーなどの店舗街があります。また近くには東北本線の国府多賀城駅もあります。一見すると立地条件が整った利便性の高い場所にあるものの,周辺の整った居住環境の中でプレハブ生活を送るというのは精神的にどうなんだろうか,,,と感じてしまいました。
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日差しが強い午後だったせいもあるのだろうが,屋外にいる入居者はほとんどいませんでした。子供服が干されていたり,子供用自転車が保管されているものの外で遊んでいる子供たちも見かけず。。。そのため仮設住宅の区画だけが妙に静けさが漂っていました。多くの家が玄関も窓も閉めきっており中の様子を伺うことはできません。生活音も殆ど聞かれませんでした。
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そのような中でも,何件か玄関を開けたまま入り口で涼んでいるお宅があったので挨拶しながら体調を伺うことができました。いずれも高齢者の世帯です。みなさん汗ばんだ様子はあるものの日中はエアコンを付けずに生活しているそう。さすがに夜はエアコンをつけて寝ているようですが。。。5月末から6月中旬にかけて仮設住宅へ入居した方たちで,現在の生活に少しなれた感はあるようです。しかし入居者同士のコミュニケーションや交流は乏しく,独居の方達は用事がなければ一日家の中で生活しているとのこと。今は交流自体も望まない方もいました。
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特に症状はないようだが血圧測定すると190台の方がいました。
慢性透析のために週に3回タクシーで透析クリニックに通っている方がいました。
震災後は食欲低下して一日1回しか食事を取らない方もいました。
風邪が治まらない,膝が痛いと訴える方もいました。
壁が薄くて声が筒抜けで過ごしにくいと訴える人がいました。
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伺ったお話を用紙にまとめて企画責任者に提出。入居者全体の健康状態などはリアルタイムに掴めているのか事務責任者に聞いたが「掴めていない」と。仮設住宅には民間企業が行政から委託されて管理業務に従事しているようだが,リアルタイムに把握しているわけでもないらしいです。また入居者との距離感もある。行政側は入居者について一定の調査活動を行っているようですが,委託している管理従事者に活かされているわけでもなく,当院のような現場活動と連携しているわけでもありません。避難所支援が活発だった時期と同じような非効率的な支援体制が,仮設住宅においても繰り返されていました。介護および福祉サービスを利用していない(利用しなくても大丈夫)な高齢独居の方にとって,セーフティネットが脆弱な環境といえる現状でした。
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by 99saka | 2011-07-15 23:35 | 東日本大震災

仮設住宅へ訪問,健康相談に行ってきました [11/07/15]

2011/07/14に気温最高32度 最低24度 湿度78%の日差しの強い天気の中,13:30~15:30宮城県多賀城市城南地区の仮設住宅へ健康相談会として多職種で訪問してきました。私を含めた医師2名と看護師2名,事務2名の他にも他の医療機関や企業からのボランティア参加で総勢10名程度の参加者でした。仮設住宅には集会場が設けられており,事前案内によってすでに何名かの入居者が集まっていました。
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集会場はエアコン28度設定で管理されており,外の日差しに比べると心地良く涼しい(^^) 集まってきた入居者同士は雑談を交えながらお茶を飲んでいました。部屋の一角に長机を準備して,看護師が血圧を測定しながらお話を伺い,必要に応じて医師による健康チェックを実施,,,という流れでした。プライバシーの観点から間仕切りの奥で健康チェックを行うのだが,場所の関係上ひとり分しか確保できず,ここでの健康チェックは同行した総合診療科O先生にお願いしました。そして私は事務員とともに集会場の近くに設置されている仮設住宅のお宅を訪問することとしました。
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仮設住宅は砂利が敷き詰められた更地の上に列を組んで設置。周辺は数年前に移転してきた多賀城歴史博物館,比較的新しい住宅街とマンション,隣接するスーパーなどの店舗街があります。また近くには東北本線の国府多賀城駅もあります。一見すると立地条件が整った利便性の高い場所にあるものの,周辺の整った居住環境の中でプレハブ生活を送るというのは精神的にどうなんだろうか,,,と感じてしまいました。
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日差しが強い午後だったせいもあるのだろうが,屋外にいる入居者はほとんどいませんでした。子供服が干されていたり,子供用自転車が保管されているものの外で遊んでいる子供たちも見かけず。。。そのため仮設住宅の区画だけが妙に静けさが漂っていました。多くの家が玄関も窓も閉めきっており中の様子を伺うことはできません。生活音も殆ど聞かれませんでした。
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そのような中でも,何件か玄関を開けたまま入り口で涼んでいるお宅があったので挨拶しながら体調を伺うことができました。いずれも高齢者の世帯です。みなさん汗ばんだ様子はあるものの日中はエアコンを付けずに生活しているそう。さすがに夜はエアコンをつけて寝ているようですが。。。5月末から6月中旬にかけて仮設住宅へ入居した方たちで,現在の生活に少しなれた感はあるようです。しかし入居者同士のコミュニケーションや交流は乏しく,独居の方達は用事がなければ一日家の中で生活しているとのこと。今は交流自体も望まない方もいました。
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特に症状はないようだが血圧測定すると190台の方がいました。
慢性透析のために週に3回タクシーで透析クリニックに通っている方がいました。
震災後は食欲低下して一日1回しか食事を取らない方もいました。
風邪が治まらない,膝が痛いと訴える方もいました。
壁が薄くて声が筒抜けで過ごしにくいと訴える人がいました。
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伺ったお話を用紙にまとめて企画責任者に提出。入居者全体の健康状態などはリアルタイムに掴めているのか事務責任者に聞いたが「掴めていない」と。仮設住宅には民間企業が行政から委託されて管理業務に従事しているようだが,リアルタイムに把握しているわけでもないらしいです。また入居者との距離感もある。行政側は入居者について一定の調査活動を行っているようですが,委託している管理従事者に活かされているわけでもなく,当院のような現場活動と連携しているわけでもありません。避難所支援が活発だった時期と同じような非効率的な支援体制が,仮設住宅においても繰り返されていました。介護および福祉サービスを利用していない(利用しなくても大丈夫)な高齢独居の方にとって,セーフティネットが脆弱な環境といえる現状でした。
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by 99saka | 2011-07-15 23:35 | 東日本大震災

東京大学の自主ゼミナールで講演会してきました [11/06/24]

おはようございます(^^) 一気に暑くなって熱中症の人も全国的に発生していますが,みなさん大丈夫でしょうか?大雨警報も当地では発令されており,ちょっと不安定な気候が続いていますので体調,怪我にご注意下さい。。。
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さて,昨日6/23は東京大学にお邪魔して,大学生の自主ゼミナールで災害医療の講演会を行って来ました。20名ほどの学生さんが3つのグループに別れて,最初に講演を,その後にグループごとのディスカッションを行い,最後に質疑応答を行う形でした。約90分程度の企画でした。
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まず,東京は暑かったです(^_^;) 気慣れないスーツを今回も装着して仙台から赴きましたので,身体が窮屈。。。
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終始,学生の方々は熱心に聴講して頂き,色々メモ書きをしている人もいました。それを基にフリーディスカッションでも様々な意見が飛び交っていました。災害急性期に対する驚き,マスコミではあまり取り上げていない諸問題の実態,現在の課題とその対応策について。。。
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たんに感情的な感想だけにとどまらず,今後の支援の在り方について政策的な観点や,システム的な改善策などを論じる学生さんもいて,非常に興味深いひとときでした。
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もっと時間があればディスカッションを通じて話を深く掘り下げることができたなぁ。。。と思いつつも,予定の時間がくると冷房が自動的にオフ。。。必然的に終了モードになっていきました(^_^;) また翌日(今日)は外来があったので懇親会などを行う余裕もなく,トンボ帰りで大雨警報の宮城県に新幹線で帰ってきました。。。
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それにしても,色々なところで講演会をさせて頂くと,それぞれ少しずつことなる反応が返ってきます。そのことでまた自分自身の学習が深まっているのも実感しており,今後も講演会のお誘いがあれば是非参加していこうと思いました。準備に関わっていただいた皆様方有難う御座いましたm(__)m
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by 99saka | 2011-06-24 08:17 | 東日本大震災

4泊5日で福岡と山口で講演会など行ってきました [11/06/15]

こんにちは(^^) 湿度の高い暑さが日増しに強くなっている今日この頃ですが軽い夏バテになっている方はいませんか? 今年も夏は非常に熱くて去年同様に熱中症に気をつける必要があるようです。ご注意下さい。さて私は先週の6/10~6/14まで福岡県と山口県に4泊5日で出張に行ってきました。その疲労なのか,今日は朝から水様便が止まらない。。。倦怠感もちょっとあり,半夏瀉心湯を飲んでます。
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さて出張の内容はというと,,,一つ目は福岡県大手町病院での災害訓練の見学をすること。当院と同じ災害拠点病院である大手町も毎年災害訓練を行っているとのことで,勉強するために伺いました。
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二つ目は今回の東日本大震災の医療活動について講演会してくること。これは大手町病院だけではなく,ひょんなことから話が進んで山口大学医学部一年生の有志が立ち上げたボランティアサークル「YtoEJ」が主催する講演会企画と,山口大学サークルの「国際医療研究会」「ボランティアサークル すたんどあっぷ」が主催する一般市民向けの講演会&パネルディスカッションを行うためでした。旅程中に計3回の講演会を行って来ました,,,(^_^;)
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福岡県大手町病院での災害訓練は,毎年行なっているだけあり非常に訓練の準備を緻密にされており,実際の災害(今回は列車事故が発生したもの)に準じて次々と外傷疾患が多数運ばれる中で訓練していました。ERで多くの患者を受入れ,災害対策本部と連携を図りながら治療を行っていく様子はとても勉強になりました。
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山口大学全学キャンパスでは,主に医学部一年生を対象に講演会を実施。他学部の方や一般の方も少し参加されて,講演会後の質疑応答では非常に鋭い指摘が沢山寄せられました。
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当初は「山口は東北から遠いので震災への意識が低いかもしれない。。。」と主催者側が懸念していたようですが,少なくとも参加者の皆さんはとーっても意識が高く,しかも鋭い視点で震災と支援の在り方を考えていることを実感しました。
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引き続き同日に山口大学医学部キャンパスで,一般市民向けの公開講演会。地元の宇部市が後援していたようで,最初に市長さんの挨拶から始まりました。小生の講演と山口大学の救急の笠岡先生の講演の二つを行った上で,参加者を交えてのパネルディスカッションを開催。
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こちらも様々な視点から意見が出されていて,市民の方の積極的な姿勢を目の当たりにしました。山口大学での講演会はいずれも大学生が主催した企画ではあったのですが,かなり早い段階から緻密な準備を行ってきていたようです。そのため当日は大きなトラブルもなく,参加者が有意義な時間を過ごせていたと思います。私自身も貴重な経験をさせてもらい,新たな人の繋がりをつくることができました。みなさんお疲れさまでした!!
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講演会3連チャンの最後は大手町病院の職員を中心とした震災活動報告の企画に,お邪魔させてもらい講演してきました。100名を超える参加者のみなさんに聞いていただくことができました。
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可能なかぎり,震災直後からの状況がイメージとして伝わるように意識して準備してきましたが,果たして上手く伝わっただろうか。。。ちょっと心配ではありましたが無事終了して帰宅してきました(^^)
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by 99saka | 2011-06-15 12:33 | 東日本大震災

避難所支援 6月7日 多賀城文化センター 所感 [11/06/08]

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震災から約3ヶ月,避難所となっている多賀城文化センターに健康相談として伺った。今回は夜18時半から20時頃までの活動。未だに自衛隊支援は続いているようで,駐車場に車両があった。避難所施設内に入ると一見して前回よりも人手は少なくなった印象がある。とはいえ至る所に避難者の寝床が作られており,まだまだ先は長い印象。奈良県や岐阜県からの支援スタッフが避難所の管理業務を支援している様子だった。全体的なレイアウトは4月の頃と殆ど変りなく,館内の至る所に寝床が作られている状態。当然,通路にも寝床はあるため環境改善には至っていない。ただし以前よりもダンボール資材が豊富になったためか,各自で創意工夫しながら寝床や「家具」を作っているところもある。調味料や電子レンジなども揃えている人もいた。もちろん食料品なども保管されていたが,冷蔵庫があるわけではないのでこれからの季節は腐敗や食中毒の懸念がある。
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前回と同様に健康相談会場は施設北口付近の階段下に設置。長テーブル二つとパイプ椅子8つくらい。近くではボランティアの「肩もみ隊」2,3人が避難者にマッサージを行っていた。以前,当院からの支援者が実施していた足浴ボランティアと同様に,マッサージを受けている避難者は大抵笑顔でボランティアの人と会話をしていた。改めて人と人が直接触れ合いながらコミュニケーションを取るのは重要で,その手法として足浴やマッサージなどが有効なんだなぁと感じた。
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ちなみに5月いっぱいで全国からの医療支援は終了となり,6月からは原則的に坂総合病院の職員で週2回程度の避難所支援を,多賀城文化センターと多賀城総合体育館に交互で行っている。その影響か,今回の活動では様々な準備不足(ゴミ袋がない,,,など)が目立ち,会場設営も手間取る一方で,荷物は必要以上に多い状態。活動全体を統括する人もはっきりしないため右往左往していた。約3ヶ月に渡って全国からの支援者が気づきあげてきた避難所支援のノウハウが,残念ながら十分に引き継がないまま移行してしまったようだ。正直,普段から顔が分かる内部職員だけで活動した今回よりも,全国津々浦々から集まった支援者たちと活動した前回の方がまとまっていた。あらためて組織的に活動するためにはマネジメントの必要性があることを痛感。今からでもちゃんと活動できるように関係者に伝えておく。
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さて健康相談を18時半から開始したところ,約90分間で12,13人くらい訪れる人がいた。主訴として多かったのは気道感染症状。幸い肺炎まで疑わせるような人はいないが,症状が遷延しており気管支炎も否定出来ない人はいた。また打撲などの小外傷の人も複数人いた。一方,主訴ではないものの話を聞いている限りは,かなり精神的疲労の蓄積が大きく,それによる身体症状もみられている人がいた。印象としては半数くらいだろうか。先が見えない状況,仮設住宅になかなか入れない現状,介護などの問題で仮設住宅に入ることもできない状況,,,など個別性が大きい問題のよう。おそらく被災者全体に対する大きな支援,例えば物資の提供,ライフラインの復旧,仮設住宅の設置といったものにより多くの被災者が復興への一歩を踏み出しているのだと思う。しかしそれだけでは踏み出せない災害弱者が未だに残されており,これからは細やかな対応をしていかないと十分な支援が行き渡らないように感じた。
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尚,現在はあくまで健康相談であって,診療行為(処置や処方)は行っていない。そのため感冒症状などの人には避難所に常備してある市販薬を数日分手渡して,内服するように健康管理を指導している。医師としては「この状態なら,もっと別の内服薬の方がいいんだけれどなー・・・」と思う事が少なくなかったが,色々な事情でこれからは診療行為はしない方針のよう(法律的な問題と,情けない”大人の事情”)。それならそれで市販薬が揃っていればいいんだが,,,そういう訳でもないので何かとやり切れない想いであった。「うち(ER)に来て」って言いたくなる(^_^;) また市販薬は小瓶に錠剤が詰め込まれているが,小瓶そのまま全部渡すわけではなく「●日分」として中身の一部を渡す形。しかし小分けするための小袋が無かった。。。あしらえの小さなビニール袋や,ティッシュペーパーでお渡しする始末。。。非常に心苦しい。
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一応,診察室という場所も準備されたものの,問診や血圧を測る場所から10m程度離れた寂しい静かな個室。そんな環境じゃ変に緊張して色々話が聞ける雰囲気も作れないと判断。基本的には皆さんと雑談も交えながら着衣のまま診察,必要時のみ診察室で対応とした。そのほうが色々と話が聞けたし,みなさん笑顔でお話するようになった。
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施設の片隅には色々な支援物資がダンボールで山積みになっている。かなり山積みになっており漬物状態になっていそうなものまで。。。また支援やボランティア情報の掲示板は,前回よりも殺風景になっている。避難者の数の減少とともに避難所への支援体制も薄くなっている様子。また以前よりも避難者が減った分,寝床の密集化が解消されたが,一方で広い敷地内全体に分散しているため,以前よりも個々の被災者は孤立しているように感じる。
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これからは仮設住宅への健康相談も需要がでてくると思うが,かといって避難所への支援が完全に終了できる状態でもない。また被災住宅へ帰宅して頑張って生活している人たちも多いが,こういった人たちは更に目が届きにくい状態。震災後,避難所を中心に支援活動していた時期と比べると,これからは対象が分散化してきたのかもしれないと感じた。
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何かと目についた事,想うことが多々あるものの現在の自分にはそこまで院外の医療活動に手を出せる立場ではないので(そこまでERが暇なわけではないので,,,)なんとも歯がゆい状態である。
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by 99saka | 2011-06-08 09:05 | 東日本大震災

最近の朝会の様子などなど,雑多なこと [11/05/14]

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おはようございます(^^) なんだか今日は気温も高く,日光に当たると汗ばむような季節になってきました。だいぶ日が落ちるのも遅くなってきました。さて,震災から二ヶ月が過ぎて,ここ宮城県の仙塩地域は「見た目」はだいぶ落ち着きを取り戻した雰囲気になりました。まだまだ避難所には800-900名程度の生活者がいますし,大手小売業者のテナント(スーパー,電機屋,ドラッグストア,,,)は再開の目処は立っていませんし,飲食店街も閉まったままです。地域社会の復活までは先は長そうです。
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一方で医療ニーズは徐々に縮小していることもあり,全国からの支援者も縮小傾向です。一刻は一日に200名を超える支援者が集まっていた朝会のセミナー室も,ここ数日は20-30名程度までに減少。殆ど全員が椅子に座って落ち着いた朝会を迎えています。ただし避難所での生活支援や介護支援のニーズは高く,コメディカルスタッフを中心とした避難所活動は,被災者から非常に喜ばれている模様です。
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さて話が変わりますが,現在医局事務には去年から配属された若手事務Kくんが居ます。まだ入職2年目?3年目になったっけか?(笑)のエネルギッシュで意外に繊細な彼。ERを含めた救急医療や災害医療にどんどん巻き込んでいるところです(^o^) 真面目に働いている写真は一枚もなく,アレな写真しかありませんが非常に頼りになるスタッフです(説得力ないか…)。今日もこれから東京へ一緒に災害医療に関わるセミナーへ出かける予定です。
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出張で不在の間は,研修医S先生に頑張っていただきます(・∀・)ガンバレー!
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by 99saka | 2011-05-14 11:45 | 東日本大震災

震災から2ヶ月が経過した多賀城市の飲食店街の様子 [11/05/12]

東日本大震災から2ヶ月が経過した5月10日夜10時頃の,宮城県多賀城市の飲食店街の様子です。震災前は居酒屋,焼肉屋,寿司屋,スナック,ビジネスホテルなどの飲食店­が営業しており,夜12時くらいまでは明るい街並みでした。しかし現在は殆どの店舗が閉鎖しており,信号機も消えたままです。道路脇には未だに瓦礫やゴミが山積しており,­以前のような街並みに戻るまでまだ時間がかかりそうです。


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by 99saka | 2011-05-12 23:14 | 東日本大震災